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沈まぬ太陽

最近、邦画が頑張ってるなあという印象がある。
今話題のJALの話ということで、かなり人気あるとは聞いてたがなんと、席は一番前しか空いてなかった。
3時間を超える映画やけど、なかなかに俳優陣が頑張ってていい。
渡辺謙も三浦友和もどうに入ってて良い演技をしてた。
いやあ、SMAPがでんとこうも映画は締まるのかあ。
渡辺謙はラストサムライでノミネートされた時は、声に迫力がなくてあまりはまり役ではなかった気がしたが、この沈まぬ太陽では悪くない。
ドラマは3時間観てても飽きないおもろさがある。
DVDとかで観ると時々あるんやけど、実際に途中で休憩のある映画は生まれて初めてで、外に出る事も出来た。
ただし、気になるところはある。
原作の山崎豊子は、必ずステレオタイプの”偉い”政治家が出してくる。
もうこれでもかっていう、芸者遊びをして「おうおう、可愛い奴じゃのう」と手を胸に入れたりして、まるで笑い話かという稚拙な場面が常にある。
今回も例に漏れず出てきて、失笑した。
あの政治家のやりとりがなければ良かったのに。
「これは大好物の金のおまんじゅうでございます」みたいなノリをまじで書くってのが凄い。
あほらし。ほんまにこんなんかいな! って疑りたくなる。コピペして使い回してもOKなくらいワンパターンな政治家の登場は勘弁して欲しい。
ちなみに山崎豊子は文章が下手なので、小説では読む気がしない。
一度、華麗なる一族を読んで偉い目におうた。

もうひとつ納得いかなかったのは、御巣鷹山の事故をテーマに描いてるんやけど、労組の戦いの失敗がこの事故に繋がったという風に受け取れるのもおかしい。
JALの体質が腐ってるというのを描いてるんやけど、22,3年前の労組の問題が墜落に現れるなんてありえない。
企業が腐ればそれはすぐに現れる。
22年も経ってようやく現れるようなものなら、数年後に確実に現れる。
あの事故は人的災害であるにしても、それはどの運輸会社も抱えている人的災害にしか思えない。
あの事故は実際に起きた出来事だけに目を背けたくなった。
観てて辛い。
当時わしの同級生の親兄弟が乗ってて、あの事故にあった。
遺体を確認した時、首はなくて、指にしてた指輪で本人確認したと聞いた。
そういう悲惨な事故を単に労組の問題という短絡的な問題として前面に出してきたってのがどうにも気に入らない。
もうまるで22年前の労組問題が全てがあるかのような描き方は、作者があまりにもこじつけでありすぎる。
きっとそんな単純なものでないし、作品のインパクトを高めるプロパガンダにあの事故を利用してる感じがして反発を抱いた。
実際にはボーイング社の修理ミスが直接原因で最も大きかったやろに。
遺族の人はどう観るんやろか。
あの当時のJALは整備が世界一とうたわれてて、JALの払い下げの機体ならどこの航空会社でも買うてたと親しくしてた友人が言うてた。
その話とあまりにも一致しない。
話はそれたが、その部分をさしおいてみればなかなかおもろい本格的な社会派映画やと思う。
70点。

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